ライター 長井の気ままな生活

気ままなライター生活を綴ります

60歳から始める個人事業主~スローライフは時間がゆっくりと進む

私のようにスローライフをしていますと時間がゆっくりと進むことを感じます。

世界も日本もいろいろと大変ですが、私たち夫婦はまああまり考えないようにしています。考えたところでどうかなるわけでもありませんし、自分たちの生活に深く関わってこないからです。

これがサラリーマン時代でしたら、朝何時に起きて、9時までに出勤とせかせかした毎日でした。今は出勤する必要も無いので椅子に座る時間が9時頃であれば何時に起きても良いので、かなりのんびりした生活を送っています。

そこで60を過ぎると再雇用された方は別ですが、定年後の人生はやはり時が過ぎるのはゆったりとしてくるのではないでしょうか。

日々の生活が大幅に変わります。

問題は各個人によって異なりますが、時間がゆっくりと進むスローライフを受け入れられるかどうかです。野心も野望もなくなると、こういう生活様式になるというのは理解して欲しいのです。

この生活様式でのポイントは奥様からの理解です。

もちろん、個人事業主としての勉強と成長は続けますが、その質と量はサラリーマンとはまったく異なります。

サラリーマン生活に終止符を打ち、第2の人生に入ると時間はこのような感じで進みます。

「いやこの生き方には納得いかない。これはダメ男の発想だ」

と思う人もいるでしょう。それはそれでいいのです。いろんな生き方があっていいのです。ただ個人的には、それはサラリーマンとしての葬式が終わっていないのでしょうとの感想を抱きます。中には、葛藤があり、納得も行かない、もう一花咲かせたいという気持ちも生まれます。

ただどうでしょうか。役職定年制度で55歳で部長・課長職を解かれたら、再起の途はほぼありません。60歳以降の再雇用で役員になれなかったら、一花を咲かすことはかなり困難であることも冷たいことを言うようですが、これも現実です。

私が多く見てきたのは、60歳以降で執行役員の任を解かれ、再雇用で参与というよくわからない職に就いてきた方です。そこでの給料はほぼ1/2~1/3に激減し、新卒の毛の生えた給料ですが、こうなるとサラリーマンとしての葬式を準備した方が良さそうです。

気持ちの整理整頓をすることが一番です。

ここは難しいです。サラリーマンとしての出処進退の決断は最終的にはご自身で行います。サラリーマンを辞めることは人生最大の決断の時です。

そこで進退で5つ星のような味付けができ得れば、まあまあ悪くないサラリーマン人生だと思います。

私個人から言えば、もう少しサラリーマン人生を頑張るべきでした。とても味付け五ツ星とまではいかない進退でした。ただ、終わった今、とても穏やかな気持ちで日々を過ごしています。