ライター 長井の気ままな生活

気ままなライター生活を綴ります

60歳から始める個人事業主~倫理観を大切に

これは私個人の経験ではないのですが、個人事業主をしているといろいろな人が寄ってくると言うことです。

私のことを心配していた、私と同時期に退職した女性社員は、「わたしが騙されないかどうか心配です」と食事の時に話しました。

実を言えば、周囲の人々からは、「騙されやすい」という印象を持たれていたようです。底抜けに人が良く、「あいつは騙されるんじゃないか」という評価が多かったです。

ところが人が考えるほど私はうつけではなく、実は本当は猜疑心がそこそこに強く、「この人が言っていることは本当かどうか」を考えつつ、話をうかがいます。

個人事業主が都合良く利用されやすい例としては、やはり反社会的勢力がフロント企業として社長に据えたいという考えがあるようです。

つまり、反社会的勢力は、銀行口座もカードも諸般のことが自由にできないことから、私ような通常の人間を社長に据えて、自由に操ろうという試みを行なっています。

こういうフロント企業は昔からあります。

私はお金が無いので私に詐欺をしてもムダなのですが、そういう利用方法は確かにあります。ですから気をつけているのはこの人は、反社会的勢力かどうかを非常に気にします。

また、取材した後、どうも怪しいなとの感触を受ければ、実はボツにすることがあります。

前にも書いたように原稿は、取材しないとお金になりません。それでもあえてボツにするのは、やはり反社会的勢力に利用されることに問題があるからです。

反社会的勢力のPR行動は避けなくてはなりません。

お金になればなんでも良いという人もいるかもしれません。

しかし、ここは自分を律することが肝要で、利用されやすい個人事業主は相手のことをよく知った上で、おつきあいしなければならないのです。

ここは会社員時代と違うところです。会社は自社の社員を守りますが、個人事業主は自分を自身で守らなければならないのです。

ですから、倫理観を高めていくことはとても大切なことなのです。

ちなみに、私の得意の分野の業界なかには、反社会的勢力も存在する可能性があり、取材前には必ず慎重に調べます。上場会社や公共工事あるいはどこかの協会に所属していれば問題がないのですが、まったく当てはまらないとなれば、より慎重になります。

ですから、個人事業主は人が良いだけではつとまりません。そんな私を妻は、上に「ズル」がつくほどの「賢さがある」と評しました。

私が「ずるがしこい」かどうか別として、個人事業主には倫理観を抱いて欲しいのです。