ライター 長井の気ままな生活

気ままなライター生活を綴ります

60歳から始める個人事業主~サラリーマンが65歳になるとボロボロになるのはなぜなのか

私のクライアントはサラリーマンですから、よくおつきあいはあります。若き編集者は元気はつらつです。一方、現役時代に65歳を超えるとボロボロなサラリーマンをよく見てきました。

ご自身が望んで能力をすべて使い切ったか、それとも会社がぼろぞうきんのようにこき使ったか分かりません。いずれにしても65歳以降、能力を発揮することは難しくなる方を見てきました。

前職では70歳まで働いていた方もいましたが、現役で死亡されました。能力だけではなく、命も削りつつ仕事をしていたのでしょうか。

もし、自分が前職で働き続けていれば体力のない私にとっては65歳で打ち止めになって個人事業主の仕事に転身が可能であったかも疑問です。その場合は寿命も70歳がせいぜいでしたと予測しています。

働き続けるなかで、本当の意味での人生の定年を迎えていたでしょう。ですからサラリーマンが65歳で、「オレはもう働かない」という気持ちもよく理解できるのです。

7月23日は、都内もずいぶん暑い日でしたが、こんな時に出社して、客先に行く仕事をすることを繰り返していたら、やはり身体がもちません。私の父も個人事業主でしたが、気分で仕事をしていたので、乗るときは仕事をしていても疲れていたときは自分を労っていました。稼いだら、昼間っからお酒を飲んでいました。父は80歳まで個人事業を続け、80代後半で天寿を全うし、幸せな人生であったと思います。

カネも現役時代に稼いでいたのか母もへそくりを貯めていたこともあって、そんなに困っていなかったことも大きかったのでしょう。私も父に似ている性格なのか、今月はこれだけ稼いだから、仕事はこれまでと割合に割り切ってしまうこともあります。

ところがサラリーマンはノルマを達成しても、会社はもっと稼げと要求します。私がサラリーマン時代に理解できなかった点はここでして、ここまで仕事したから今月は十分ではないのかと疑問に思っていましたが、会社はさらに働くことを要求します。

個人事業をはじめてから私の仕事は軽快そのものです。体力的には30代の若さを取戻しています。

50代前半に仕事を辞めたときは心身ともにボロボロで妻は真剣に心配していました。体力を取戻すために、一時期はチラシ配りをしていました。今のような伸び伸び仕事をしている中で、スローライフ人生を楽しんでいます。