ライター 長井の気ままな生活

気ままなライター生活を綴ります

60歳からの個人事業主~65歳はまだ若い、引退するには早すぎる

65歳を迎えようとする編集者と食事をしまして、その方はもうそろそろ引退を考えているとのことです。

一応、小さな会社ですので恐らく会社としては、まだ働いてもらいたいという意向のようですが、本人は65歳で一応、サラリーマン編集者としての幕を閉じる考えでいるようです。

65歳というと高齢者ですが、引退するにはまだ若いです。なにかやりようがあるのではとその方に提案しましたが、1回、文章執筆から遠ざかると書けなくなることも率直に吐露していました。

私は、「私みたいに個人事業主でもう一花咲かせましょう」と言いましたが、その方は、「もう年だからいいよ」と固持されました。

理由はいろいろありますが、お金に困っていないこともありますし、年金で食べていけると言うこともあるのでしょう。お子さんも先日結婚され、独立し、「もうやることはない」とのことです。

そこまで言われますと私から何か言うことはありませんが、サラリーマンの幕はおおよそ65歳で終わることが多いです。まあ、働いてきましたので少し、のんびりしたい気持ちもあるようです。

その方は、食事中に「クルマで日本一周でもするか」とつぶやかれました。

しかし、すぐに「それも飽きるな」とも言いました。仕事を引退して結構、のんびり釣りを、またはゴルフをという人もおりますが、毎日、釣りやゴルフばかりしていましたら、誰でも飽きます。

今は男性は80歳くらいまで元気ですから15年間ほど暇になります。

暇というのも苦痛です。私が仕事をすべきというのは、単にお金だけではなく、暇を埋め尽くせる効果もあるのです。

ですので引退はもったいないです。ただし、65歳までサラリーマンをやっていますと、なかなか個人事業主への転身が難しいのかもしれません。私のような仕事のやり方についても想像も付かないとも言われました。

なぜ、この人は個人事業主に転身できないのかと考えましたが、サラリーマンとしてすべて能力を使い切ったことと、引退前に技術やスキルの棚卸しをしてこなかったからと想像しています。

もし、50代に60歳から個人事業主に転身すると決意し、自身の能力を棚卸ししていましたら、個人事業主として楽しむ人生があったはずです。うまくやれば80歳まで個人事業主を続けられる未来もあったはずです。