ライター 長井の気ままな生活

気ままなライター生活を綴ります

60歳から始める個人事業主~定年後も働くと言うこと

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普段、購読している『週刊ダイヤモンド』で定年後の特集をしていました。私は定年後も稼ぐべき、そのための手段として個人事業主をチョイスするのがベストと提案しています。

同書で書かれていることについて、一部賛成で一部反対です。私はかねてから言っていますが、定年後に社長になることは反対ですから、社長押しの部分については異論がありました。とはいえ個人事業主についても丁寧に書かれていることでこの雑誌を読む価値はあります。

以前、昔からの知り合いである編集者から言われたのですが、「よく独立したねえ」と感心され、その編集者は独立してどのようにして仕事を見つけたことについての趣旨の質問もしました。

これについて私は答えなかったのですが、実は1社から30万円を稼ごうとすると無理があるので3社から10万円くらい、合計で30万円くらい稼ぐことは実はそんなに難しくないのです。

この働き方を理解してくれると思わなかったので話しませんでした。その方はサラリーマンを長く続けていて、収入は一社からもらうものという考え方に留まっていたのです。

おつきあいは一社だけというのはリスクも大きいですし、その会社がぽしゃったら、私も共倒れになります。ですから、おつきあいする会社は多ければ多いほど良いのです。

私は仕事の実務を大切にし、身につけているミドルやシニアはこれから求められていると思います。ただし、偉くなりすぎて決済だけの仕事をしていると、残念なことになります。

ワード、エクセル、パワポもできなければ会社がなくなれば同時に仕事を失うわけで、社内政治に長けていればその会社が安泰なウチはいいですが、会社が休廃業、倒産となった際には、最も高いリスクのある生き方と考えていました。

私は40~50歳くらいから、自分のスキルと技術の棚卸しはした方がいいと提起しているのはこれからの人生を考えると「後半戦」の方が長いからです。

この会社を辞めて自分が何ができるかを日々考えることがこれからは常識になってきます。会社は50歳~60歳で年齢層が高く、給料も高いビジネスマンを養う余裕はあんまりありません。

人手不足ですから年齢層が高くてもいいですが、給料はなるべく押さえたい。それが会社のホンネです。会社が再雇用制度を多く採用しているのもそのためで、年収300万円くらいでこき使いたいというのも偽りなき本心なのです。

年収300万円で40代くらいの成果を得ることが可能であれば会社としては万々歳です。

これは立ち位置によります。私がその会社の社長であればこうした再雇用制度を活用して、会社の延命をはかることは当然のことです。

ただし、私はそうそういいように会社に利用されたくありません。給料の多寡だけではなく、「後半戦」くらいは自分が好きな働き方を実現した方がいいです。