ライター 長井の気ままな生活

気ままなライター生活を綴ります

60歳から始める個人事業主~高齢化するとライター業務ができなくなる??

ここ最近、60歳以上の編集者と仕事をしていましたが、驚いたことがあります。

「実は、もう原稿が書けないんだ。だからよろしく」

また、別の時に、私が取材をセッテイングして、編集者に取材してとお願いして実現したことがあったのですが、その編集者も高齢化のためか、「実は書けないので、キミが書いて欲しい」と言われ、こちらも驚きました。驚きというかショックに近いです。

理由は、高齢になると文章は書けなくなるのかという単純な疑問です。そしていつか自分も文章が書けなくなる日がやってくるのだろうかという想いがありました。

ただし、瀬戸内寂聴さんのようにかなりお歳を召した作家でも書けるので、単に習慣の問題でしょう。年を取ると文章を書くのはおっくうになるもので、そこで若者に仕事を任せるようになるのですが、そうしますと自然と文章から遠ざかり、書けなくなったのかと推察しています。

ですからなるべく文章執筆を習慣化することが肝要で、あまり人任せにするとスキルが落ちていきます。

私も仕事の一部をクラウドソーシングで委託すれば簡単なのですが、それをやると自力が失われていきます。合理的に考えれば、クラウドソーシングを活用した方が仕事が早くなり、稼げます。

仕事の外注化や部下に委託するのは、サラリーマンであれば別に構わないです。出世し、下に仕事を降ろし、部下を管理監督すれば問題ありません。ただし会社が倒産すればその時、どうするのかという心配事はありますが、当面は何とかなります。

ところが個人事業主であればこれでは食っていけなくなります。

そこで私は、高齢化したサラリーマンでもスキルの研さんは怠るべきではないという考えです。

会社が倒産すれば、個人事業として再出発することもあり得ます。そこで味方になるのはやはりスキルです。今、サラリーマン社会は、OJTに力を入れておりません。会社によりけりですが、学びは自身で行なうべきと言うのがトレンドです。

今、ちょうど働き方改革でサラリーマンにも時間の余裕も生まれていることもあり、学びとスキル向上に力を注ぐときと思います。

スキルの「あるなし」では結構人生に大きく関わってくるものだなと最近感じていることです。