ライター 長井の気ままな生活

気ままなライター生活を綴ります

60歳から始める個人事業主~個々の生活の確立

私は自己責任という言葉は大嫌いです。本当に困った人がいれば、それは国家の出番であると考えています。

その一方、自分自身の生活について、私たち夫婦でなんとかしなければならないという堅い意思も持っています。

50を過ぎていい年した夫婦が姉夫婦や甥に頼るというのも相手も困るでしょうし、親族だからと言って面倒見て欲しいと言うのはどこか違うように感じます。

私たち夫婦は姉との会食と近況報告は年1回ほど行なっていますが、姉との関係はそのあたりで丁度いいです。お互い深く干渉せず、さはさりながら一方で関心を寄せる関係です。

私が姉と会食を終えたときの感想は、「姉ちゃんはいつまでも若いな」というものです。

私はそれぞれの世帯が独立して生活を営んでいく時代だろうとなんとなく想像しています。昔であれば高齢化した親の面倒を長男の世帯が面倒を見るのは法律には明文化されていないものの、一種の不文律でありました。

ただそれも私たち50代の世代で終わりだろうなとも感じています。日本経済を見ても子どもが親の面倒を見る余裕というのはこれから厳しくなってくるのではないでしょうか。

経済が良ければ別ですが正直先行きも厳しい中、子が親の面倒を見るというのも難しくなります。もちろん、私は親子の愛情は否定するつもりもありませんが、子は親の面倒を見るモノという不文律については、経済が好調であったときの習慣にしか思えないのです。

実際、私にしても世帯の生活に汲々としており、もし、親族から「オジサン面倒見てくれ」と言われたら困ります。

これからは各世帯がおのおの生活のあり方を考えて、維持していく方向になっていくような気がします。昔のような親族での助け合いとかいろいろと時代によってはあったのでしょうけれど、そういう時代は一時期のあだ花なのです。

個々の性格をそれぞれが確立するために、自分は何をしなければならないかなどを考えて身の振り方を考えていく必要があるのでしょう。

60歳から始める個人事業主がいいヒントになればいいです。