60歳から始める個人事業主~人生の風呂敷はまだ閉じる時期ではないです
50~60歳はまだまだ若いです。健康寿命はさらに延びます。ライフスタイルはコンパクト化は余儀なくされるものの、生き方としては好奇心は抱いた方がいいです。
ちょとした分からないこと、知らないこと、興味のあることについては目移りしてもいいです。
一定の企業であれば再雇用になり、中小企業であれば人員の余裕がありませんので、役職は変わることはありませんが、給料は大幅ダウンになります。
私はこの時点でフリーランスをすすめていますのは人生の後半戦においては多少のワガママが許されてもいいのではないかと思っているからです。
風呂敷についてまだ閉じる時ではありません。水島新司氏は79歳ですが、長期連載である『ドカベン』もようやく終わりを告げようとしています。
水島氏の考えを忖度すれば、そろそろ風呂敷を閉じようと思ったのでしょうか。
実はいつか父の個人事業主の話を書きますが、父は80になって個人事業主の役割を終わりました。亡くなったのは80代後半です。
個人事業主の働き方は結構長く持つもので、私も記憶が曖昧なのですが、父も60歳から個人事業主を始めたような気がします。これがサラリーマンであれば65歳でリタイア。
健康寿命が仮に75歳であれば膨大な時間が余ります。
父の人生を回想すると、60歳から風呂敷をさらに広げようとしていたような気がします。
定年後の人生でやることがないというのはもったいないです。その後の父はぼんやりとした毎日を送っていました。
年を取ってやることがない高齢者をいくどとなく見てきましたが、毎日ひながテレビを見るだけで過ごし、生きているという感覚がまったくなかったのです。
それに父も友達らしい友達もいなかったせいか、父の死去後、特に線香を上げたいという人もいなかったです。
私も父の経験で言えば風呂敷を閉じるのは80くらいでいいのだろうと思っております。それからそうそう身体に不具合も出てくるでしょう。そうすると仕事を続けるのも難しくなります。