ライター 長井の気ままな生活

気ままなライター生活を綴ります

60歳から始める個人事業主~老後破綻を煽る証券会社

私自身、株と投信をいくつか持っているだけですが、特に日々売り買いはしていません。そんな暇があったら、原稿を書いています。

損をしない投資などこの世にありませんし、まあどうしても投資したいというのであれば、毎月100円からでも積立投信ができますので、それがいいかもしれませんが、私はあんまり投資はオススメしません。

積立投信で毎月5,000円ほど定期預金のつもりでやっていくとどれだけ儲かるか分かりません。定期預金と違うのは元本が保証されていません。当然、リーマン・ショック級の大暴落が来れば投信価格も下落します。それで大幅ダウンになって証券会社に文句言ってもカネは返ってきません。投資はあくまで自己責任で行なうものです。

そうはいっても私も証券会社のサイトを見ており、そこで感じたことは老後破綻の記事が満載で老後不安を煽る記事にあふれていました。

これはハッキリ言いますが、悪質性が高い記事が多いです。私の場合は50代で会社を辞めたので年収も大幅ダウンしましたが、同じく生活もダウンサイジングしました。

これらの記事で感じたことは現役時代と同じくらいの生活費がかかるという試算ですが、そんなわけがなくてリタイアすれば生活もコンパクト化しています。

証券会社での記事の発信元は、おおもとは、フィナンシャルプランナーです。もちろん、ポジショントークであることは理解しますが、たとえば足りないお金が「これだけあるんです」と強調されても、私は、「働けばいいじゃん」と反論したい気持ちがあります。

実は、老後については働くことと+年金などで何とかなるもんなんです。本屋に行くと、この手の本は売れていますがそうそう神経質になる必要はありません。

あるシミュレーションでは60歳定年を迎えるといきなり収入がなくなるという計画ですが、再雇用、転職、個人事業主へのジョブチェンジなどでいくらでも働いている人がいます。

60過ぎて現役時代と同じような贅沢をするという人が日本にどれだけいるか分かりませんが、生活のコンパクト化と働き続けることで老後破綻になることはないと考えています。

煽らないと株や投信が売れないという気持ちは商売ですから理解できます。ただいたずらに煽りすぎても社会不安を醸成するだけです。

60代以降はいろいろな道があります。働く場所も多いでしょう。私は50代前半から60歳以降の働き方を模索し、自分の身の振り方をそれぞれが考えていった方がいいと思います。

そうすれば定年を迎えても不安な人生を送ることもありません。