ライター 長井の気ままな生活

気ままなライター生活を綴ります

60歳から始める個人事業主~取材を通した「大人の学び」

私は根本的なところは大学生の頃とあまり変わっていないような気がします。オタク気質、アニメ好きなどは大学時代からそのまま引き継がれています。

大学生から見ると50過ぎたオッサンを大人だなあと思うかも知れませんが、私は私のままです。

とはいえ、人間は知らないうちに徐々に変化していきます。それが進化か退化なのか分かりませんが、30年間建設関係に勤務し、退任後、いろいろな業界や業態をしていくうちにそれを吸収していくと、自分が学んでいく感覚を覚えていくことに気がつきます。

建設業以外の取材をすると大変新鮮です。

「なるほどこんな考え方があるのか」「面白い考えだ」とさらに視野が広まっていきます。これがフリーライターのいいところでしょう。いろいろな媒体に掲載する役割を果たしますが、やはり1つの媒体ですと視野が固定化されてしまいます。

「大人の学び」というのはいつでも取材を通して、できることに気がつきました。それに学ぶ相手というのは年齢、人種、男女問わずさまざまな方から可能です。

大学に再入学しなくても「大人の学び」は取材を通して可能ですし、ライターという立場で執筆活動をしていると意外な方とも会うことはできます。

これがほかの業態であれば可能であったかどうか分かりません。

ただし、「大人の学び」を行なうにあたってはやはり自身の謙虚さや未熟さを認めることも必要で、自分が勉強不足であると言うことを認識する勇気も必要です。

これは実はなかなかできません。

誰しも自己評価がそれなりに高く見積もりますが、自分の子供のような年齢の社員の方から取材を通して、勉強になりましたよと伝えることは、負けたような感覚にとらわれるかもしれません。

でも50を過ぎたら、「勝つ」とか「負け」という感覚から自由になってもいいのです。

もっというとサラリーマンではないので、「敵」という相手もなくなっているなかで一番できることは相手から吸収することです。

いろいろと考えていますが、サラリーマンでも「大人の学び」は可能です。50、60過ぎても多くの方から知見を吸収できる楽しさを覚えてもらえると生きていく楽しみも生まれます。