ライター 長井の気ままな生活

気ままなライター生活を綴ります

60歳から始める個人事業主~貪欲に学ぼう

今思えばサラリーマン時代は本当に狭い社会でした。フリーランスの良いところは、いろいろなクライアント、取材相手、広報、編集者と会うわけで、そこから学ぶことが大変に大きいです。

中小企業に勤務していたときは、これが世間の常識なのかなと漠然と考えていました。

しかし、フリーになってからいろいろな働き方や会社のあり方を見ると生産性向上などの視点から次々と常識を覆すことが取材できたことは幸運で自身の働き方も取材先から貪欲に学びました。

私の取材テーマの一つは「働き方改革」ですが、あのまま前職に留まっていれば、会社の常識が世間の常識という視点に留まり、進化しなかったでしょう。

確かに新聞や雑誌を読むことによって働き方を学ぶことができますが、取材を通して「ナマの声」を聞くことでより吸収することができるのです。

今回、11Pという大特集の仕事を一気に終わらせることが可能になったのは、多くの企業から学んだ成果とも言えます。

昔から私のことを知る人は、「長井ってあれだけバイタリティーがあったのかな?」とある人に話したそうです。

フリーランス個人事業主の良いところは仕事を通じて世間とのつながりをもてることで、そのつながりによって自分も大きく変わることが可能になるのです。

世界史で習う「大航海時代」ですが、私の働き方の視点が大きく変わったことで、まさにこの無限に広がる「大航海」に乗り出したようです。

サラリーマン時代は仕事の基礎を学べる点ではメリットがありました。しかし、その仕事の範囲も狭かったところが難点です。

ある意味、ポルトガルやスペインに留まっていた人々がヨーロッパだけが世間だと認識していた常識を「世界はより広く、海の向こうにはさまざまな世界がある」と視野が一気に広まったような感覚に近いです。

ですから、50代でも60代でも自身のからを壊し、世界はこんなに広かったのかとご自身も大きく変わることができるのです。

私が60歳から個人事業主を推奨するのは、世界や世間がより広く、会社の常識と言われることは実はごく一部のことでしか通用しないということもしってほしいのです。

そういう観点から仕事をするともっと面白くなり、さらに広い世界を開拓しようという意欲もそそられていくのです。