ライター 長井の気ままな生活

気ままなライター生活を綴ります

丸投げ管理職は老後困ることになります

50歳くらいであれば、部長か課長かいずれの管理職を拝命し、場合によっては役員になられている方もいると思います。

中小企業でも50歳で役員になると悪くないです。会社の規模によりますが800万円ほどと想像しますが、これが60歳定年まで続く人生最大のボーナスタイムです。

部長ですと650万円くらい。まあこれもいいでしょう。ただし、いつも書いているようにこれが60歳になると無慈悲に下がります。

中小企業であれば名前だけの部長で給料はよくて300万円ほどです。

そこで独立を考える人もいるわけですが、私が助言したいことは、サラリーマン時代に丸投げ管理職になって欲しくないと言うことです。

部下をしかり飛ばし、「お前の代わりはいくらでもいる」と脅して、必死に働かせて、手柄はすべて自分のもの、こういう上司はいくらでも見てきました。実はこういう仕事の仕方でも一定の成果はでるものです。

現役時代はそれで良かったかも知れませんが、それが通用するのは60歳までです。60歳になると管理職も名ばかりになり、実務をすべて自分でこなさなくてはなりません。

60歳を超えると立場が変わると言うことを理解すると言うことはものすごく大事なことで、それまで管理していた人が、実務を行なうことになるからです。

ですので、仕事のやり方として、部下を締め上げ丸投げしていた手法になれていくと60歳を超えると悲惨です。自分では何一つできないのですから、会社としてもそういう人がいても困りますし、実務がまったくできない高齢者を雇用するほど甘くありません。

それでは人脈を頼って個人事業主になるかというとこれも厳しいです。

私にはさまざまな仕事の依頼がありますが、ワンストップサービスが求められています。どういうことかといえば、簡単に言えば、取材の交渉から、原稿執筆まで一切すべて任せるというものです。

「オレには人脈があるからそれだけを活用して欲しい」

こういう方は実は不要です。もっとわかりやすく言いますと、新聞や雑誌に11ページ空白があるので、このページを埋めるよう企画から考えて欲しいというものです。

若い時に実務で鍛えられ、中年では交渉力を身につけ、ある程度、管理職であってもこの能力を身につけていれば、個人事業主になっても悪いようにならないです。

このあたり実体験を踏まえ、もう少しわかりやすく書いていきたいと考えていますので、次のコラムも同様なテーマで執筆します。