ライター 長井の気ままな生活

気ままなライター生活を綴ります

定年退職後の妻との距離感

私は、定年退職後も働き続けた方が良いと提起しています。

奥様側の視点から見ますと、年中、ダンナさんが家でごろごろされるのも困りますし、することがないので、家のなかで管理職のように振る舞う方もいますが、うっとうしいことこのうえないです。

要するに人間なにかやったほうが良く、できれば対価をもらう仕事がいいです。無料で仕事を請負うと、責任感があまり生じないものです。

とはいえ、私はボランティアの重要性も理解しているので、仕事をしつつ、地域貢献などのボランティアにも携わることがあってもいいと考えます。

かつて同じ会社で、連休を活用し、東日本大震災での復旧ボランティアやアフリカで困っている人に対する支援を行なっていた女性がおりまして、こうした人とは、年下であっても尊敬に値する方だと考えております。

私は定年退職後も目的、責任と役割をもって生きるべきと提起していますが、確かに図書館に行くと高齢者たちが新聞を読んで株式の欄をメモしていますが、どこか所在なさげでこの人たちに充実感があるのだろうかと思うことがあります。

定年退職後で困ることは孤独さでしょう。会社を通じて社会とつながっていたものが一気になくなります。たまに会社に行っても誰も相手にしてくれないことはよくあることです。

そうなるとせめて、家庭だけでも支配しようとし、時として奥様を管理することは最悪です。「掃除がどうの」「水回りがどうの」「食事がどうの」いちいち口をはさまれたら奥様は困ります。

会社と家庭は違う原理で動いており、女性は男性とは別の原理で家事を行なっていますが、それをダンナが管理職のように振る舞っていて支配しようとするのであれば、大きな心得違いです。

会社で管理職をつとめられた方は、せめて家でも管理職になるというよくわからない考え方があるのですが、奥様からすればかなり迷惑です。

私は妻の家事には一切口をはさみませんが、やはり目の前の仕事があると家事には目を向けないものです。

若い時は別として、定年後はお互いに干渉しない部分はやはり、必要で、あまりにも双方が干渉しすぎるとうまくいかないものです。

しかし、これは前に書きましたようにダンナ側が奥様に干渉しやすい事例も多いので注意が必要です。

私は愛妻家であり、妻とは仲が良いですがそれに甘えて家事に口出しすれば、仲が悪化することは容易に想像しています。

定年後も夫婦は仲良くすることは大切です。仕事のアイディアを時には出してくれる最大のパートナーでよき理解者です。

そうはいいつつも、定年後は奥様との距離感はそれなりにほどよくあったほうが夫婦円満の秘訣です。