ライター 長井の気ままな生活

気ままなライター生活を綴ります

人生の黄金時代は意外と後半戦にやってくる?

私が個人事業をはじめると伝えた際、「起業なんてずいぶん勇気のいることをするねえ」と言われたことがあります。

起業は人によって定義が異なるかも知れませんが、個人事業というのは私にとっては起業ではなかったのです。

起業とはやはり、法人格として会社を立ち上げ、何人かの従業員を雇用するのが私にとってのイメージです。

私は個人事業を行なうと言うことはとても起業にあてはまらないと考えていましたが、その方にとっては起業と受け止めたのでしょう。

それはともかく、私1人で仕事をするのであればともかく、これが数人を雇用し、いろいろと面倒を見ることはできません。

そもそも部下もいたわけではありませんし、マネージメント能力がありません。ひっそりとわけのわからない部署で文章を書き続けていたので、今の仕事も前の仕事の延長線なのです。

ところでこれから定年退職を迎え、再雇用される方もおり、または個人事業主か起業を目指す方もいるでしょう。

やはりある程度サラリーマン時代に培った能力を活かすのが一番良いのではないでしょうか。

私の義兄は大学を出て、ずっと技術職で働き、手先が器用で、PC関係にも強いのですが、別の会社で顧問のような形で雇用され、非常に評価されています。

なかなかいい具合に第二の人生を歩んでいます。

社長からは、「80歳まで頑張って欲しい」と励まされています。

もちろん給料はだだ下がりですが、いい感じで周囲から頼られ、人生の第二の黄金時代を迎えています。

私は義兄の人生を見て参りましたが、ひょっとしたら今の人生で一番楽しい時期かも知れないなと敬意をもってみています。

私についてどうかと言えば私も楽しいです。というのも誰しも承認欲求があるものなのですが、やはり記名入りで執筆しますとそれなりに承認欲求が満たされますし、若い人と交じって取材すると若さも取戻します。

その代わり毎日8時間~10時間の労働時間で働くことはできませんが、まだ社会から必要とされることについては満たされた感情があります。

定年後、どう生きるかというのは大きなテーマですが、オッサンもまだまだ社会から必要とされています。私の場合は早期リタイアの道を選択しましたが、この後の人生の方が長いです。

家に引きこもるよりも第二の人生を仕事を楽しくやって生きた方がいいと思います。