ライター 長井の気ままな生活

気ままなライター生活を綴ります

オッサンが若者に対して何ができるか

私は2つの名刺を持っています。1つは個人の名刺、もう1つはある会社の名刺です。

これはこの会社の仕事が増えたので名刺を持った方がスムーズに仕事が進むことから、もらっています。

とはいえ、私はあくまでフリーランスの立場ですから、この会社だけの仕事をすることはできませんし、ただ業界の懇親会などがあるとこの名刺があると便利です。

先日、ある会社の懇親会に出席しましたが、この名刺のおかげで助かりました。業界大手の懇親会ですが、この会社からは若者2人が出席しました。

本当はこのクラスの懇親会であれば、会社から若者だけではなく、部長級の人間を派遣し、若者2人にふるまいなどを指導するのが本来の努めなのでしょうが、人手が足りないことや正直、今の時代、指導すると言うことができなくなっているかも知れません。

仕事をすることと指導はまったく違います。

「これは若い人は気の毒だなあ」と感じており、私は一応、名刺上ではこの若者と同じ会社になっているので、人脈をつくるため、私と若者2人で広報や企画担当などに挨拶に回りました。

私も若者にも助けられましたが、若者も私と一緒に懇親会を回ることで心強い思いをしたと想像しています。

私はいくらミドルだといっても若者に対して威張ったり、叱ったりするガラではありません。きつい言葉を言ってよくなるのであればそういうことをするかもしれませんが、あまり効果が無いと考えています。

とにかく、懇親会に出席したら3人で人脈をつくらなければならないですから、一緒に行動してお目当ての人を探すのが大事なのですが、名刺交換をして雑談をしつつ、私は先に帰りました。

若者2人は懇親会でご飯を食べて帰宅したのでしょう。

フリーの立場からすれば業界懇親会の出席は助かりますし、また案内をもらうことはありがたいです。

一方、私のようなオッサンがいると若者側も人脈の拡大という点では、メリットがあり、双方winwinの関係です。

私は偉そうに、「オレが業界のオキテを教えてやる」という目線で一緒に仕事をするつもりは毛頭ありません。

私がいることで若者のサポートができればそれでいいのです。

オッサンが若者に対して何ができるかという点ですが、やはり、話し方や接し方に対しては、対等に振る舞うことが大事で、若者が私の取材方法、人脈のつくり方その他さまざまなことについて学んでくれることが望ましいのです。

むやみに叱ったり意味も無く怒鳴ったりしても若者の成長につながることはありません。それよりも具体的にやってみせて、そして自分たちでも実践していけば若者も学ぶことが多いと感じており、それが本来の指導のありようではないかと日々思うことです。