ライター 長井の気ままな生活

気ままなライター生活を綴ります

個人事業主は自分が何をやりたいかという気持ちが大切

せっかく個人事業主になってのですから、モチベーションを維持するためには、自分がどうしたいかという考えを持つことが大切だと考えます。

サラリーマン時代は、自身がどうしたいかよりも会社がやるべきことを決め、それを着実に実行することが求められるのですから、考えを切替えることになります。

私がある会社を取材していた時に、上司と相談するときに、「君はどうしたいんだ」と常に自身のやり方を求められると聞きました。

その会社は例外かも知れませんが、通常の上意下達とは異なり、自身のオリジナルの思考が求められる会社です。

私はこの会社が好きで、よく取材に行くのですが、確かにみなさんよく自分で思考し、実行するためには何をすべきかを常に考えています。

個人的には、ほかの会社もこうであれば日本の会社は楽しいだろうなと思っていました。

そして個人事業主になった今、仕事に対する向き合うスタンスがずいぶん変わりました。

サラリーマンを卒業した今、自分のオリジナルとは何かとは常に問うことが多いです。

これは裁量もある代わりに責任も負うことになりますから、企画を日々考えなければなりません。

企画から取材・執筆までワンストップで行なうライターが今、求められていますが、その企画がコケれば、編集としても困ります。

そこで大事なことは、冒頭に申し上げたとおり、「自分が何をしたいのか」と問い続けることに尽きます。

私には上司も部下もおりません。何もかも自分で完結しなければならないのですが、編集者に企画を立案するとき、いろいろなアンテナをはるなかで、「これはいけるんじゃないか」と考えています。

編集者はさまざまな思惑で、GOサインを出したり、あるいは却下したりします。その時はまた気にせず、また次の企画を考えます。

たまに、これについて語れる識者を探して、取材して欲しいという要請もあります。その時の方が楽なのですが。

そこで私が何を言いたいかと言えば、サラリーマン時代から常に自分への問いかけをしていくことが大切で、会社の中ではこの企画はできなくとも、いつか独立した時に実現可能なものはあるのです。

ですから組織の中で、「どうせ企画は通らない」と諦めて考えることをやめることをして欲しくないのです。その企画はもし独立した時に花が開くものに変わる可能性があるからです。

組織で腐りきってやけっぱちになりたい気持ちはよく分かりますが、「どうせ俺なんか」と思わずに、ご自身の能力や企画力についてもっと自信をもった方がいいです。

それが定年退職後の人生で役立つかも知れませんし、また、ひょんなことで独立した時にその企画を必要とする会社があるかもしれないのです。