ライター 長井の気ままな生活

気ままなライター生活を綴ります

「仕事よりも妻が大事」と公言して一番辛かったこと

「仕事よりも妻が大事」といいたいです。

仕事第一とする方との価値観とは相容れませんが、私は妻との生活が何よりも大切にしたいと考えており、サラリーマン時代にこの言葉を公言したため、ずいぶん辛い思いもしました。

ある会社の社長は、私に対して「結婚したらダメになった」と不快感をあらわにした方もおり、その社長の親友である現職の国会議員からも、「離婚しろ」と言われたことがあります。

この頃、こうした方々に対して、非常に不快感を持っていました。同時に辛い思いもしました。

酒の席とはいえ、正直針のむしろにおかれているようでした。

私は政治的思想はリベラルではありますが、それを表立って表明することもありません。また、政治に関しては一歩距離を置いている性格ですので、政治家とのつきあいはできれば遠慮したいところですが、この社長が政治家好きで、取り巻きも連れて行く中で、政治家とのつきあいも生まれました。

本当は政治家とのつきあいは嫌々でしょうがなかったのです。

私はこの国会議員に対して、いなすように「いやいや、私は妻を愛していますから」と申しましたが、その時、やけにからんでいて、さらに「妻と別れるように」と繰り返し責め立てました。

そもそもその国会議員が私のように末席にいる人間は関心が無いはずですが、なぜ私と妻の間柄に関心を持ったのか今でも謎です。

想像できることは、高位の役職者が私と妻の独特な間柄について、面白くないと思い、その国会議員を使って、責め立てたとしか想像できません。だとしたら、相当陰険な高位役職者であると考えますが、証拠はありません。

そうでなければ、票もカネもない私に関心を寄せることがないからです。ただの有象無象の1人としてみなしていたはずですが、その日はやけにしつように絡んできました。

政治家が一番関心があるのはクリーンなことを言っても、やはり「カネと票田」です。

それ自体は悪いことではないのですが、人の私生活に対して口をはさむのであれば、もっと国のために働いて欲しいと心の中で思ったことです。

私がもしあの時、ICレコーダーを使って、週刊誌に売り込めば大問題になると言うことをその国会議員は考えもしなかったのでしょうか。

酔っ払っていたとはいえ、酔っているから何を言ってもいいというのは、やはり国会議員として資質に欠けることであり、むしろ、国会議員はどのような場所であったとしても自身を律する精神が必要です。

今、政治家や行政の不祥事が多発していますが、これも私から見れば氷山の一角です。

サラリーマン時代を思い起こせば、権力があるにもかかわらず、本当に謙虚な行政官と話したことは今でも思い出します。人間として成熟さを感じることがあり、自身の成長の糧になったこともあります。

一方、権力に酔いしれて当初はそうではなかったのでしょうが、謙虚さを忘れ、立場の弱い人を虐めて喜ぶ方もいました。

権力者にはさまざまな人がおりましたが、自身が常に国民から監視されていることを忘れず、立ち振る舞いを考えて欲しいというのが私の願いです。

サラリーマン時代、「仕事よりも妻が大事」と公言したことで一番、辛かったのはこの話でした。相手が国会議員ですので抗言することができません。

私としてはこの国会議員に対して今でも不快感を持っていますが、実名を明かすつもりはありません。

理由は静かにひっそりと暮らしたいからです。ただ、今でも日本でも私生活が大事と公言することについて面白くないと思う方が多いと言うことを知ってもらいたいという願いで書きました。