ライター 長井の気ままな生活

気ままなライター生活を綴ります

「仕事よりプライベートが優先」当然ですね。

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日本能率協会が新入社員の意識調査を行なったところ、「仕事よりプライベート優先」が全体の約8割を占めたとのことです。

私はこれは結構なことだと思います。

プライベートの時間帯には恋人と遊ぶのも、英会話などで資格の勉強にあてるのもおおいにいいです。

高度成長時代のように会社が一生面倒見てくれるわけでもありません。これは知りたいところですが、今、一生同じ会社に居続ける人は5%もいないのではないでしょうか。会社も役員と部長級以外、残しても「お荷物」と言われますので、リストラを続けることも必然です。

昔は窓際族という言葉があり、出世できない人を窓際に追いやっていたのですが、今はどの会社でも窓際に置く余裕はありません。

今の若者も会社に尽くしても報われるところが少ないというのはよく分かっているのでしょう。

役員になれる人もコネや社内政治に強い人と言うことである程度決まっており、仕事で頑張ったからといっても役員になれる芽がないとなると、プライベート優先は必然的なことではないでしょうか。

ある年で中小企業で新卒を仮に15名が入社するとその人たちが全員部長になるかあるいは役員になるかと冷静に考えてみると、現実的ではありません。

最後まで2人くらい残れば、会社としては十分でほかの人はどこかに転職してもらうか自分で事業を興すかそれぞれ身の振り方を考えます。

会社が新卒者を採用する際、逆に15人がそのまま定年まで残っては困りますし、面倒も見切れないのです。最初から辞めるという前提で採用し、1人か2人残ればいいというのが採用のあり方です。

ですから若者もそのあたりドライに見ているのでしょう。会社が一生面倒を見てくれるわけでもないことから、仕事よりもプライベートが大事と割り切ることは決して責められることでもありません。

まあ、私の場合は、サラリーマン時代から、「仕事よりも妻が大事」と公言していましたので、会社からはずいぶんと嫌われていました。

ただし、自身が社長であり、この提携話が壊れれば、社員400人が路頭に迷うと言うことであれば、それは仕事優先になります。

役員や経営層が、「プライベートより仕事優先」という考え方は合理性があり、またそれだけの対価をもらっています。

ある会社の人がサラリーマンだからなんでも上に従うと公言した人がいましたが、この発想はサラリーマンを辞めた今でも、この人の本心はどこにあったのか推し量ることはできません。