ライター 長井の気ままな生活

気ままなライター生活を綴ります

フリーランスが仕事を断るとき

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個人事業主との契約方法はNHKのニュースの通り、ほぼ一方的に取引先が決めることが多いです。

これは私もおおむね受け入れているところです。その理由は生活するに妥当な金額を提示されるクライアントとおつきあいをしているからです。

フリーランスを使い慣れていない、あるいは使い方をわからないクライアントは、破格に安い金額を提示されるケースもあります。

これがフリーランスにとって一番困り、説明に悩むことであり、人手が不足しているから外部から借りようという思考に至るまでは正解なのですが、フリーランスの活用方法が分からない、特に中小企業にありがちなことですが、金額の妥当性を説明することに困惑いたします。

その場合は、相手がどのような方であっても丁重にお断りします。

そうした依頼者・クライアントは個人事業主が苦労して生活をしていることを想像していないのでしょう。

再度どうしてもと請われる場合は、妥当な金額を私の方から提示いたします。そのようにしてだいたいフリーランスが生活できるレベルの金額になっていくのではないでしょうか。

最近ではTwitterでの依頼もありますのでずいぶん時代は変わりました。

それはともかく、個人事業主もなんでも仕事を請けるという姿勢では問題があり、生活が出来ない以上、断るべきです。

では、最終ラインをどこに置くべきかと申しますと、ある程度の生活が出来るレベルの金額を想定して、請けるか請けないかを決めるべきです。

生活が出来ないフリーランスの業務はもはやそれは仕事ではありません。

経営の根幹は、「ヒト・モノ・カネ」です。このなかでもっとも重要なのが「ヒト」。武田信玄も「人は石垣、人は城」と信念としていました。不足していれば、フリーランスを活用して援軍を仰ぐことが上策ですが、報酬がなければフリーランスは集まりません。集まったとしても一騎当千フリーランスの獲得は難しいです。

武田家が滅んだのは、内部の裏切りによりますが、武田勝頼は人を大事にしなかったのでしょう。

 

深刻な人手不足に至れば、報酬を値切ることはないのです。むしろ、カネ不足というのが本当のところでしょう。

私としては企画提案は無償でいたしますが、「カネはこれが限界だ。これで仕事をして欲しい」と言われても、価格が合わなければ、取り下げることにしています。

その企画提案も結構手間がかかっているのでありますが、世間では企画提案について無償という考えが支配的なのが残念ではあります。

ただし、フリーランスは便利な存在ですので、練りこんだ企画を別会社にもっていくことがままあります。ですので活用方法はいろいろとあるものなのです。

「カネはこれだけある。なんとかして欲しい」というスタンスであれば、フリーランスの活用は進むと思いますが、カネがないのにフリーランスを使うとなればそれは話が違います。

あとは内部で話がつまっていないのも困ります。担当レベルでこの金額でいかがでと言われても、実際に上層部と相談するともっと値切れとなるとなかなか仕事の進みません。

そうなれば冷たい言い方を致しますが、企画提案はサービスで行ないましたが、後は御社で頑張って欲しいと言うのがフリーランスの言い分なのです。