ライター 長井の気ままな生活

気ままなライター生活を綴ります

ライターとしてあるべき姿と生き残る道 ライターはビジネス

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フリーライターとして起業するのは簡単です。

まず、フリーになりましたら、最寄りの税務署に行き、開業届と青色申告承認申請書を提出します。作業的にはこれであなたも晴れてフリーライターです。

続いてはクライアント選びで、webニュース編集者、編集プロダクション、出版社などを訪問して、売り込みます。

もちろん、名刺も必要です。履歴書、職務経歴書を携え、編集者に、自分のキャリアをもとにできることとできないことを明確に説明します。

前職が建設業でしたので、建設・経済分野に強いことをアピールしました。

編集者サイドで困ることは「なんでもやります」というライターです。やはり、得意分野はこれですということをわかりやすく話すことが大切です。

たとえば私はグルメ取材や酒の味が分からないので居酒屋取材は無理です。

それでいくつか仕事が舞い込むかも知れません。あそこに取材に行ってとか、電話取材のお願いも当然あるでしょうが、1つ1つ丁寧にこなしていくと、そのサイトでの常連ライターになって軌道に乗ります。

「ライターは自由業だから服装は自由でいいのでは?」

という意見があるかも知れませんが、それは考え違いです。私は常に、取材する相手の立場に立っておりますが、自身が金髪や、だらしない服装であれば、不快に思うことは十分想定できることです。

ライターも一人で仕事をこなしているわけではなく、広報・編集者・取材相手などかかわる方は数多いのです。むしろ、フリーになった今の方が名刺交換を行なうことが多いです。

身なりや服装を整えることは社会人の第一歩です。またぞんざいに名刺を受け取るようなことであれば、取材能力が高くとも信用されません。

場合によっては大企業の役員に取材することもあります。そんな際、こうした振る舞いや身なりでは信用が得られません。

ライターで最後に物を言うのは信用力です。この信用力が無いとなかなか続けていくのは難しいです。

信用力のツールとして、身なりは想像以上に重要なのです。

「ライターでござい」というように上から目線で広報や編集者と接していくことも問題です。

信用力を培えば、会社の看板がなくとも、想像以上にビジネスはスムーズに進みます。ほかのライターから違和感を持たれるかも知れませんが、ライターもビジネスなのです。

また、はじめて接触する広報には、丁重なメールとこれまでの記事執筆の実績を明記します。

特に誰もが知る大企業の広報は体制もしっかりしている反面、はじめて接触を受けるライターに対して、当然警戒もします。

そこで私は過去の実績を明記し、御社にとっても取材を受けることはメリットがあることを強調します。

広報としては、何らかのメリットが得られなければ取材の意味もありませんので、メリットとデメリットの天秤をかけて検討します。

もし、変なライターの取材を受ければ、広報の責任問題です。役員から、「あんなヤツの取材を受けたのは君のせいだ」と叱責を受けます。慎重になることは当然です。

ですので、私の記名記事ではありますが、制作は、私、広報と編集者の三位一体の共同作業であり、記事を公開されるまで責任をもって対応します。

この三者の誠実なパートナーシップにより、見えないところで修正や写真選定などの作業を行なっています。

あくまで私は、文責者として記名記事を書いていますが、広報と編集者の協力があってこそ記事が公開されますので、常に広報と編集者への敬意は忘れたことがありません。

こうした過去記事を見た広報からは問い合わせがあり、会社としていくつか注文を出され、それを編集に伝え、了承を得た段階で、公開していきます。

これは、サラリーマンで培った手法であり、ライターとなった今も変わっていません。

名刺の提出方法、身なり、振る舞い、質問の仕方はサラリーマン生活で培ったことを実践しています。

「このライターなら大丈夫だ」と言われるようなライターになることが続ける一歩です。

私といい関係を築いている企業・団体は少なくありませんが、その秘訣は、仕事の丁寧さによるトラブルの回避、信用力などによるものですが、こうした姿勢は大切です。