ライター 長井の気ままな生活

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倒産の時、身の振り方はどうあるべきか

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一昨日も申しましたが会社の倒産、休廃業は私の取材テーマの一つです。

私から見れば倒産しそうな会社に恋々としがみつくことなく、若者はそれぞれが身の振り方を考えればいいので、どの会社が倒産直前なのかを見抜く方法というを識者を登場させて執筆したことがあります。

今さら、愛社精神をもったところで見返りがない時代ですので、「ここはやばいな」と思えば、若者も最後まで泥船に乗っかる必要もありません。

そういうなかでとある会社を取材している中で、見切りをつけて若者が次々と人材流出したケースがありました。

話を聞いてみますとみなさんいい会社に再就職できたようで何よりでほっとしました。

前職よりもレベルアップ、ジョブチェンジした形で見事に乗り切っていたので、「最近の若者は賢い」と思わずつぶやきました。

若者は私が助言するよりも先を見通しているようで、仕事をしつつ再就職のあてを探していました。

ただ若者はそれでもいいですが、問題は40歳以上の身の振り方でこちらは率直に申しますと厳しいと言わざるを得ません。

なんとしても会社の事業継続や存続を考える立場にあり、必死に働くしかありません。逆の立場から言うと甘言を弄しつつ若者に残ってもらえるようお願いする立場ですから、今までのように威張ってられません。

40代~50代は、若者従業員に対して、

「君が頼りなんだ」の演技くらいはすべきです。

とはいえ、若者もドライですから、そうそう甘言にはのりません。そうなると会社はさらに高齢化します。

一方、言葉は悪いですが逃げ得世代もいるわけで、65歳以上がこれにあたります。年金ももらえる世代で、あとは適当にアルバイトでもするかと考えている高齢者も少なくありません。

この逃げ得世代が一番得をするのですが、それまで会社に貢献したので非難されるいわれはないでしょう。

結局、倒産で一番割を食うのは40歳~64歳世代でこちらに関しては、磨いてきたスキル、人脈などで何とか転職するか個人事業主を行なう道があります。

問題はそのスキルが古くなったり、人脈も老朽化しているとなるとなかなか転職や個人事業を行なうのも難しく、借金がなければなんとかなりますが、ローンを抱えているとなるとかなり深刻です。

部下に仕事を全部丸投げしたり、威張っているような上司では厳しいでしょう。やはり、人望があり、部下と労苦をともにする上司はとこかが拾ってくれるものです。

この40代から64歳の世代が、自分はどう生きていくか、新たな再出発を考える中で、自分の技術、人脈、スキルの棚卸しを行ない、具体的に何ができるかを再考することが大切になります。そこで自身の身の振り方も見えてくるはずです。