ライター 長井の気ままな生活

気ままなライター生活を綴ります

プチ勤務が日本を救う

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「フルタイムでは働けないけれど、1日3時間~6時間ほどなら働けます」

世の中こういう方は少なくありません。しかし、多くの企業は、なるべくフルタイムで働き、残業を厭わない従業員を好む傾向にありますが、いずれ限界が来るでしょう。

今まではそれで通用したかも知れませんが、今後そんな都合の良い労働者は少なくなるからです。

そこで働き方として、フルタイムではありませんが、働く時間を選択し、その人なりのスタイルで働く「プチ勤務」が注目されています。

日本のなかの潜在労働力を見ると、シニアと主婦が多いですが、この方々に、「フルタイムで働いて」とお願いしても、断られるでしょう。

ついでにいうとミドルである私も「ムリです」と答えます。

昨日は年金の話をしましたが、かなり悲観的です。年金+副収入がこれからの生活費になると提言しましたが、フルタイムで働く必要はありません。

そこで企業+労働者双方にとっていい話がプチ勤務です。

私たち夫婦は2人ともプチ勤務です。妻は主婦の仕事とプチ勤務の仕事の両方をこなしつつ、私も8時間丸ごと働いていません。1日の実労働時間は6時間程度です。

問題は企業が理解できるかです。企業がこの働き方を決断すれば、働きたい人も働ける環境になり、シニアも年金だけでは不安な人生から脱却できると思うのです。

よく言われるフルタイム8時間と言いますが、会社に出退勤するだけで仮に2時間、ランチタイムの1時間を含めますと24時間のうち、11時間近くを会社のために使っています。ちょっと残業すると12時間です。

生活の半分を会社のために使うという働き方や生き方にはそもそも無理があります。しかも、老後まで続けることは、なんのために生まれてきたのか私には理解できません。

企業もこれまでのように無い物ねだりをしても仕方がありません。

仕事を細分化し、8時~12時まではAさん、12時~6時まではBさんというシフトで回す働き方を企業は工夫すべきです。それはすでにコンビニなどのパート・アルバイトでも行なわれていることですし、今は短時間正社員制度も設けている会社もありますので、できるはずです。

できないというのは単なる言い訳です。企業側は、「マネジメントが面倒」というのが言い分ですが、企業の仕事はマネジメントです。

プチ勤務の幅はこれから拡大し、正社員の仕事も時間帯によって細分化される可能性があり、企業の人手不足や年金問題を一気に解決する切り札になり得ると私は思います。