ライター 長井の気ままな生活

気ままなライター生活を綴ります

ライターに忖度は必要か?

f:id:nagaisan00:20180201091425j:plain

私はライターで必要なことは営業力と書いたことがあります。フリーライターとして独立しても誰も知らないわけですから、編集プロダクション、webニュース編集部にアピールし、私は「こういう記事が書けます」と実績を説明できる能力が必要です。

私は前職では機関紙を作成していましたので、こういう機関紙を作っていましたとよく話しました。

そういう中でいくつか仕事の依頼があり、仲良くなるとこちらから企画を立案するようになり、今は仕事も波に乗っていると言うことです。

では、「ライターに忖度は必要か?」ということですが、「どんな仕事であっても忖度は必要だと考えます」というのが私の答えです。

ただし、忖度しすぎると記事がつまんなくなるので程度の問題でしょう。

特定の企業や団体と仲良くなると、忖度することが多いです。やはり、次の取材でもお世話になることが当然あるので、色々と日々、情報交換していくウチに仲良くなり、記者会見でも出席を要請されることが増えますと、忖度するようになります。

このあたり、フリーライターとジャーナリストの違いでしょうか。

私はフリーライターと名乗っていますが、ジャーナリストと称したことはありません。

ただし、時折、ジャーナリズムの顔も見せることがあります。

たとえば建設系webニュースで執筆し、いろいろな委員会を取材しますが、委員会の席上、刺激的な発言があれば、公での発言ですので、忖度せずに、あますことなく執筆します。

これが専門紙や一般紙であれば、書くことがないのですが週刊誌的な内容も必要ですので、こういう時は遠慮なく書きます。

ですのでICレコーダーを常に常備し、委員会の時でも録音しています。

一般紙や専門紙と同じ内容の記事であれば、webニュースとしては売り物になりません。ですから労力はwebニュースライターの方が実はきついです。

委員会や会議を主催する人にとってはたまらないでしょうが、ここを忖度したら記事がつまんないので忖度することはありません。

実は、私のような野良ライターが委員会などを取材したいというのは、先方にとってはあんまり好ましくないのです。

行政の会議であれば特別な場合を除き、公開する義務があります。あまりにおもしろおかしく詳細に書かれますと、担当官にとってはプラスになることはありません。

こういう野良ライターをどう扱うべきかということですが、なかなかコントロールしにくいです。

それでもコントロールできないことはありません。このあたり人としての情が必要です。お互い情を交わすことによって、以外と仲良くなるものなのです。

そこで忖度も生まれてくることもあります。

ただし一切忖度なしの取材もあります。取材対象者がこの機会を逃したら聞けないという時です。この場合、つきあいとか一切考えず、空気も読まず、直球の質問をぶつけます。

ライターには忖度する場合としない場合の強弱があるのです。