ライター 長井の気ままな生活

気ままなライター生活を綴ります

広報がしっかりしている会社は素晴らしい

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私はフリーライターとして多くの広報マン・ウーマンと出会ってきました。その中で思うことは、広報がしっかりしている会社は素晴らしいとの知見を得たことです。

広報の仕事は傍目から見れば、楽そうに見えますが決してそうではありません。多くの企画も立案し、会社側とライター側の板挟みになることが多い。

そういうなかで笑顔を絶やさず案件をさばく広報がいてこそ、会社はスムーズに運営されます。

しかし、会社の中で広報の位置づけは決して高くありません。何しろお金を稼ぐ部門ではありませんので、他部門からの横やりも入りますので立場は辛いです。

先日、ある建設会社の広報ウーマンと取材でいろいろと打ち合わせをしましたがなかなか彼女も大変そうでした。

社内にもライターにも詳細に気を使う姿がありました。私は彼女に申し訳ないなと思いました。私がこの仕事を持込まなければ彼女もこんなにも辛い思いもしなかったのだろうなと想像しました。

私は彼女にねぎらいの言葉をかけました。彼女には心から応援したい気持ちがあふれました。

「今回の取材、原稿執筆について大変だったと思います。でもこのようにいい記事ができあがったのはこれもひとえにあなたのお陰です。本当に感謝します」

広報は一面華やかな部署のように思えますが、その実、縁の下の力持ちです。腐らずに一生懸命に仕事に邁進する方はとても好感が得られます。

他部門の偉いさんから、広報に対して、「あーしろこーしろ」と言われることが多いのですが、率直に言いますと辛いと思います。

私は取材するなかで、広報の方の立場に沿って記事を書くことが実は多く、広報の方が困るようなことはしたくありません。

ただし、提灯記事では困りますので、こちらも刺激的な一面も書きつつも広報の方の面目がたつように執筆しています。

ここらあたりはライターと広報のあうんの呼吸です。広報も心得たものでライターにも見せ場をつくってくれる方は好きですね。

社長インタビューが実現することも多々ありますが、その影には広報の隠れた努力があることをライターは忘れてはならないと考えます。

私は社長とツーカーだから広報なんてあまり相手にしたくないと考えるライターであればそれは心得違いです。

私は以前、原稿執筆はライターと編集の共同作業と書きましたが、さらに言えば広報との三位一体のいい関係がいい記事ができあがると考えます。