ライター 長井の気ままな生活

気ままなライター生活を綴ります

本はタイトル詐欺が多いので著者に聞いて見ると・・・

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私はいろいろ取材しますが、そのなかで新書などの著書に話を聞くこともあります。

ある日、帯のタイトルと内容があまりにもかけ離れているというかまったく書いていないことを帯のタイトルにしているので、質問しました。

「帯タイトルの内容が書かれていないのですが、これって編集者がつけているのですか?」と聞きました。

するとやはり、「編集者が勝手につけた」という答えが返ってきました。そしてさらに酷いのは、帯タイトルを本のタイトルにしようとしていた話もありますが、そうなりますと、本の内容とタイトルがまったく異なることになり、さすがにそこは抵抗したと言うことです。

今は新書はできるだけ刺激的に読まれるように編集者がいろいろとタイトルを考えるとのことです。

実は今のライトノベルは、タイトルが異様に長いのですが、単行本も長くなっている傾向もあります。

中国から帰化した石平氏の本はもう20年間以上は中国は崩壊すると書いていますが、石平氏曰く、タイトルは編集者が決めているとのことです。

こうした中国崩壊論などはタイトルが長ければ長いほどウケるとのことです。

とはいえ、石平氏は別に経済の専門家ではないのでこうした本は講釈師のように面白く語れば、中国が嫌いな人にとっては一種のカタルシスの効果をもたらすでしょう。

私も実際にライトノベル異世界で無双する本を読んでいますので、カタルシスの効果は一定認めております。

タイトル詐欺に戻しますとライトノベルについてはおおよそタイトル通りなのですが、新書や単行本のタイトル詐欺は年々酷くなっています。

タイトルを決定するのは編集部の権限とは言え、まったく書いていないことをタイトルにするとその一瞬は読まれるかも知れませんが、新書や単行本の信用がなくなります。

ただ編集部にも言い分があり、タイトルを扇情的に刺激的にすると売上げが全然違ってくるとのことで、やむを得ないことだということです。

私が執筆したwebニュースでも実は刺激的なタイトルになる場合もあり、「このタイトルだと取材相手に迷惑がかかるなあ」と思うこともあります。

私はタイトル案を作成することもありますが、まずそのまま採用されることはありません。より刺激的になることが多いです。

「しようがないな」と最近は諦めています。