ライター 長井の気ままな生活

気ままなライター生活を綴ります

どうも違和感のある「人手不足」

gendai.ismedia.jp

人手不足のニュースを接するに当たり、いつも違和感があります。

人口動態からみても、毎年、生産労働人口が減少していくでしょう。もう70歳くらいになった団塊の世代の方も役員や相談役を退きそろそろ完全引退が近づいています。

ですから上記のニュースを見ても、ひどいことになることも予測はおおむねできます。

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基本、人口予測はウソはつかないですから、日本はこれから果てしない人手不足と衰退が待っていることになります。

移民についてどうかと言えば、賛成派も反対派も開国すればたくさん来るという前提で議論しておりますが、労働条件も悪く、英語も通用しない、なおかつ円は安くなっておりますので、外国人労働者がやってくるというのも幻想に近いと考えています。

逆に、これからは日本人の若者が日本を見捨てて海外で飛躍する時代が来るのかなと予測しています。

それでは私が人手不足ニュースに違和感があるかと言えば、どの業界も人手不足に対する対応を真剣に取っていないからです。

コンビニの無人レジ化はまだましな方です。

「働き方改革」に邁進する大企業もしっかりしています。

しかし、日本の大多数を占める中小企業は人材獲得にやる気があるのだろうかと疑いを持っています。

もちろん、頑張っている中小企業もあります。

しかし、「人が来ない。どうしよう」とぼやく方もたくさん見てきました。

本来、一番必要なことは、世代交代です。

これは業種全般に言えますが、人手不足で悩む業界はすべて世代交代に失敗しています。

なのでこれから中小零細企業の大廃業時代を迎えますが、その責任はまずは経営者ですが、その取り巻きの高齢者が自分の居場所を確保するため、やる気のある若者を追い出したことも大きいです。

ですのでそういう企業・団体は一刻も早く退場しても一向に構いません。むしろ廃業すべきだと考えます。

そもそも日本は事業者数が多すぎます。これから休廃業、解散が増えてきますが、生産性向上や福利厚生などでやる気のない事業者が休廃業しても誰も困りません。

どんどん潰れて、まともな事業者が残ればいいと考えています。

ただし、困っているのは建設・介護などの特定業界です。これは本当に人が足りませんし、来る人も限られています。

建設業は週休2日制ではありませんし、専門工事業者は社会保険も未加入なところも多いです。それに建設業界はおっさんか老人ばかりです。そのため、これからは、大離職時代を迎えます。

このあたりはなかなか解決方法は見当たらないというのが実感です。

ただし、建設業界もよく、「代わりはいくらでもいる。嫌なら辞めろ」と言い続けましたのでそのツケが回ってきたと言うことなのでしょう。

大廃業時代は逆に人手を確保できるチャンスととらえる前向きな経営者がいればいいのですが。やる気のある若手の方を応援したいです。