将棋の魅力
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天機さんが執筆されている「この世界の不思議」で将棋のことが書かれていました。
将棋は懐かしいですね。
私が将棋が好きだった頃は、小学校高学年の時で、学校の中で多分一番強かった人を倒すためにはじめたようなものでした。
日曜日にその人の家に通い詰め、将棋三番勝負を挑みましたがいつも負けて終りです。
でも勝てない相手ではないと思い、次は近所にあった将棋道場に通いました。この道場には子どもは私だけで、タバコを吸っている大人たちに混じって指していました。
この大人たちは当然強く、平手では勝負になりませんから、「飛車と角」を落とすか、最悪6枚落ちで、ようやく勝てるかどうかです。
この大人たちで揉まれ強くなりました。
そしてその小学生に再度挑みまして、勝つようになりました。
この時が一番将棋が楽しかったときです。
中学に入るとクラスは違いましたが、強い子がいましたので勝負を挑みました。
この子は別次元で強かったです。
何回も指しては負けてそれが続くと将棋そのものが嫌になり、止めてしまいました。
高校の時、暇しているとき、誰かが将棋盤を持ってきて、「将棋やろうぜ」と言われましたので指しましたがこの時は、容赦なく勝ちましたが、自分よりはるかに強い人と指したかったのであまり指しても楽しくなかったです。
それからずっとしばらくして、ネット通信で将棋の勝負を行なうサイトがあったので、暇していた私は、久しぶりに将棋を指しました。
「わたしはおっさんで将棋はしばらく指していないから弱いです」
とチャット上で自己紹介しました。
相手は、「わたしは女子中学生。将棋は毎日指しています」と自己紹介されました。
序盤は相手が押しました。女性の将棋指しと何回か指しましたが、勢いで勝負を仕掛ける方が多かったです。
ただし守りに弱いのです。
それにしても予想外に強かったので、
「あなた女子中学生というのはウソでは。強すぎる」とチャットで呼びかけました。
実は将棋は圧倒的に男性が強いのです。
一方、女性特有の攻めに強く守りに弱い指し方でした。
攻撃させるだけ攻撃させた後、相手が寄せてきて負けそうになりましたが、
私はある一手を指したとき、彼女は、チャットで「!!!」とつぶやきました。
この一手で局面は逆転しました。
彼女は結構強情で詰んだところまで指しました。普通はその前に投了するものなのですが。
私が「詰みだね」と呼びかけますと、
相手は、「負けました」とようやく認めました。
私はこれ以降、将棋は指していません。
将棋はたった一手で逆転する魅力があります。
油断と慢心が敗北につながり、慎重な読みが勝利の道を開きます。
それは人生にも共通しているのかも知れません。
「諦めないこと」
これは将棋の世界では結構大切だと思います。