ライター 長井の気ままな生活

気ままなライター生活を綴ります

いつか私が無職になる日

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「劇画漂流」既刊・関連作品一覧|講談社コミックプラス

このままAI(人工知能)が進化していくと、なくなる職業が増えていくでしょう。

私の好きな漫画で『劇画漂流』(辰巳ヨシヒロ氏作)があり、昭和30年代の世界が生き生きと描かれ、劇画誕生とその終焉までを執筆した自叙伝です。

何回も繰り返し読んでいくと、当時、NTTが存在せず、日本電信電話公社が電報を届けていた時代です。

この中で、公社の職員が登場し、作者に電報を届けるシーンがあります。

この青年は、電話の時代が到来し、電報がなくなることを予知し、作者に対して、

「一緒にハワイにいきませんか」と提案します。

作者はこの提案を断りつつも勇気をもらい感謝します。

この話には描かれていませんが、昔は電話交換台があり、多くの女性を雇用していましたが、こちらも不要になりました。

これはその後の話ですが、昔は、自動改札ではなく、切符を一枚一枚職員が切って入場確認していましたが、この仕事もなくなりました。

コンビニ業界もレジ無人化していくようですし、最近のユニクロに行くとレジの自動化・簡略化に驚くことが多いです。

実は、私は将棋が好きで、タイトル戦を時々見ますが、AIが名人に勝てるのは10年先、囲碁はさらにその10年先だろうとそれぞれ予測しましたが、予想をはるかに超えました。

ライター業界がどうなるか正直予測はつきませんが、インターネットから情報を集めるまとめサイトやキュレーションサイトは、予想以上に自動化される可能性は高いかも知れません。

キュレーションサイトは、現段階で、クライアントがランサーズやクラウドソーシングなどで執筆者を募集し、多くは、主婦や学生の方が家事や勉強の傍ら書いていることが多いようです。

私もサラリーマン時代は暇つぶしに書いていました。

何に使われたかはいまでは知るよしもありません。

ネット上から情報を得てまとめる作業はある意味、コピペなのですが、このおかげで何がオリジナルで何かコピペなのかわからない状態になっていることはゆゆしきことなのですが、誰かがコピペAIプログラムをつくりこともそう遠くない日が来る予感はしています。

文学の世界では、ショートショートのレベルでは星新一レベルの文章は書けるようで、どんどん人間の仕事を侵食していくのかなと恐れています。

では私のように対面取材中心の執筆者やライターはどうかというとまだ分りません。

まとめサイトやキュレーションサイトよりも進歩は遅いと思いますがそれすら確信がありません。

ですからいつか私も無職になる日はやってくるのかなとぼんやりとした不安があります。

まあその日まで頑張ります。