ライター 長井の気ままな生活

気ままなライター生活を綴ります

ライターとして独立できたのは運の良さを感じます

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会社を辞めるというのは難しいことではありません。上司に「退職届」を提出し、引き継ぐ人を待ち、後任の方に引き継ぎ書を渡し、あとはサヨナラです。

難しく考えることは何一つありません。問題は辞める勇気があるかどうかです。決断はそれぞれ個人の裁量に委ねられます。

ですから私は、他人に対して「辞めるべき」「辞めない方がいい」のいずれも申しません。自分で決断すべきです。

問題は、退職後に仕事があるかどうかです。私がいろんなwebニュースに記事を執筆していますが、率直に言うと運の良さは否めません。

もちろん、現役時代から社内報みたいなものを書いていましたのでその延長線の仕事ではありました。ただ、それだけで力量を認められるかどうかといえば疑問です。

webニュースは一般紙とも業界紙とも違い、一般紙が800字の記事だとすれば同じ記事を3,000~4,000字を執筆するので、取材力・執筆力は全然違う世界であると自分では思っています。

前回、発表記事で自分が書いた記事と地方紙を見比べると、やはりボリュームがまったく違います。

webニュースですと記事が無限に広がりますが、一般紙や地方紙は紙面が限られていますからこのようなものでしょう。

webニュースライターとして独立できたのは、実力と言うよりも運の良さと人との出会いについての方が大きいかなと思います。

「もしこの人に出会っていなければ独立するのは難しかった」

そういう局面はいくつかありました。

また、取材先の窓口でも良い人に出会い、いろいろとグループ内の広報も紹介してくれたこともあり、取材の幅が広がったのも事実です。

さらに編集者が私の企画に対してかなりの部分、理解を示してくれたことも大きいです。

前職では、なかなか理解を示してくれなかった上司もおり、企画についても常にダメ出しされることが多かったのですが、今はまあかなり自由に執筆できる環境にあるのも人との出会いと運に恵まれた1年だったと総括しています。

それでも最初の頃は苦労があり、辛い面もありました。

前職の方とは当然、縁が切れていますが、今年1年、より幅広い方との出会いがありました。

縁というのは不思議なもので、ある縁が切れると、自分が積極的に動きさえすれば、新しい縁が生まれます。そしてそれが自分にとって運につながってきたのでしょう。

私はこの1年間、やってきたことを得意げに妻に話すこともあります。

妻は、「たいしたものだと思う」と率直な感想を私に寄せますが、内面、自分の実力だけではとても及ばなかったと反芻しています。

来年はどのような縁が生まれ、出会いがあるのか。サラリーマン時代には経験できなかった「ワクワク感」があります。