ライター 長井の気ままな生活

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今川氏真再評価 これも生き方の一つ

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最近、戦国武将の1人である今川氏真について執筆しました。戦国大名としては完全に「負け組」かも知れませんが、生き方としては悪くないなと思っていて、私は再評価すべき1人だとこの原稿のなかで指摘しました。

一方、私に対しては、「社会的に見れば働き盛りなのだから、フルタイムに時間を使って社会に貢献すべき」と言う話もあるかも知れませんが、いろいろと諸般の事情で第一線を退くことに決めたのが去年の今ごろです。

サラリーマン、社会人的に見れば完全に「負け組」なのでしょう。

実は私は妻はいますが、子どもはいません。クルマや家のローンもなく、大きな負担がないので、アーリーリタイアを決めました。

前職では、70~75歳までバリバリに現役で働く方もおり、私にはとてもできないことだと考えていました。

体力的にも無理ですし、それにちょっときついと感じたのは、仕事は山ほど多くある反面、部長と言いつつも権限が全くない上で、働くというのは神経的にやや参るところもありました。

そこで、今川氏真の話ですが、政治の世界から離れ、文化人として生きていくことになりますが、和歌を詠んだり、文化人との交流を楽しみ悪くない人生であったと思います。

そこまで至る経緯は、エキサイトニュースに書きましたが、多分このような生き方の方が私には合っているのでしょう。

戦国武将と言えば織田信長豊臣秀吉徳川家康などが有名ですが、私はこういう華々しい生き方は、とても無理で、そもそものし上がるとか出世したいとかあまりそういう発想もありません。

あるいは社内での権謀術数や政治に長けているわけでもありません。

それに長けている人はそれはそれですごいと思います。

ただいい年をして、「フリーター」なのか「フリーライター」なのかよくわからない仕事をして、組織に属さない人間に対して、世間の目は厳しい面もありつつも、

「自分としてはこういう生き方が向いている」と納得すれば問題はありません。

また、いろいろと世間の人が言ったとしても、自分にとって近しい人が理解してくれればこれまた問題はありません。

「負け組」「勝ち組」という評価にこだわらず、飄々として、生きていくというのも一つのありようです。

そのことについて今川氏真の生き方も参考になると思います。

今川氏は戦国武将としては滅びましたが、幕府の中で旗本として取り立てられ、高家という幕府と公家の連絡役に取り立てられ、明治維新も乗り切り、直系の子孫は断絶しましたが、今川氏の分家は今でも健在であります。