ライター 長井の気ままな生活

気ままなライター生活を綴ります

編集者とライターの関係

フリーランスの方は貪欲に仕事をこなし、次から次へと受注する方もいれば、「いやぁ私はこれで十分ですね」と二通りの方がいると思います。

私は後者です。

今は、web系ニュース3件、社史の仕事がメインですが、駆け出しライターの私にありがたいことにお仕事をいただける方がいます。

今の私の新たな仕事を受注することは難しくなりました。今の仕事はどこも義理があり、義理を欠かせてはいけないと考えているからです。

新たな仕事を請負えば、どこかの仕事の量を減らす必要があり、それはできません。かといって、仕事量を増やすというのもできないことはありませんが、これ以上増やすとサラリーマン時代と変わらない仕事量となるため、そこまでのモチベーションはありません。

ただ、先方さんは私に期待して仕事の依頼をするわけでので断るにしても丁寧さが必要です。

今の状態を率直に話して、その仕事を請けたいことは山々ですが、なにぶんこのような状態ですので大変恐縮ですが、辞退させていただきたくお願い申し上げますと切々と訴えています。

これはライターがどこの仕事を優先するかと言えば、まあお世話になっているところです。普段からおつきあいがあるところを優先するというのが本音です。

あるwebニュースの編集者がわざわざ私のライター名を検索し、Twitterで仕事の依頼があったときは本当に驚きました。こういうことってライターは割合に嬉しいものです。

今は、こうしたwebニュースや私がライター業を掲げた当初、いろいろな会社さんにお声がけをしましたときに、お仕事を手配していただいた会社を最優先します。

私はwebにしても編集プロダクションにしてもライターを抱えるだけ抱えた方がいいという考えですが、仕事の割り振りも重要で、ふだん連絡が来ないのに、たまたまそのライターにあった仕事だから、仕事をして欲しいという考え方もいかがなものかと思います。

編集者も普段のつきあいや仕事の割り振りも大切です。

一見淡泊に思われるライター業界も意外なところで義理と人情の側面が顔をのぞかせます。

たとえば、先月、特定webニュースに力を入れすぎれば、来月は別のwebニュースに力を入れるなどそれなりに配慮していくことも必要です。

そして再来月は今度はこっちに力を入れるというようなことを繰り返しています。本来であれば、どのwebニュースにも応分に力を入れるべきだと考えるのですが。

また、編集者が配慮して企画立案しやすいように膨大な宝の山の資料が送られると、「ここまで配慮されたらたくさん企画取材執筆しないとまずいよね」とも思います。

まあ、いずれにしても大切なのは、編集者とライターはあうんの呼吸だと思います。