ライター 長井の気ままな生活

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希望の党から公認もらえた民進議員は勝ち組だと思ったのだろうね

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いやはや、政治っていうのはおっかないね。

私は基本、ややリベラル寄りで普段は支持政党なしのノンポリで特に主義主張もないけれど3週間くらい前は、自公過半数割れもありえたシナリオもあった。

ただしもちろん条件があって、連合との協力を100%取り付け、小沢一郎氏が提唱するオリーブの木の実現で自公と「一対一」の構図に持込む。

途中まで小沢氏はオリーブの木の実現に急いだが失敗した。

もちろん、共産党選挙協力が必要で共産党におりてもらい、票を分けてもらう。

そして小池百合子氏は、都知事辞任、衆議院選電撃出馬を行ない、自らが総大将になり、全国で応援演説を行なう。

さらには、「排除」「民進党の人を全員受け入れるつもりはさらさらない」も発言もなく、民進党の議員、お金、選挙スタッフ丸呑みで、政策ももし枝野幸男氏が立案していたらと言うさまざまなハードルがあるにせよ、決して負ける戦いではなかったな。

いろいろな要因はあったが、総大将がいない戦いは、戦国時代でも勝てるわけもない。関ヶ原でも名目上の総大将は毛利輝元であったが、大阪城にこもり、大坂の陣豊臣秀頼も出馬しなかったこともある。

しかし、民進党出身議員で希望の党から公認もらえた民進党議員は、政策協定を丸呑みしてでも勝てる選挙だと3週間前はおもったのだろう。

さらには民間人が希望の党塾に入塾し、高いお金をはらって公認を得られたと知って、「これで私も国会議員の先生になれる」と勘違いした人も多かった。

これは以前の日本未来の党や日本維新の党のバブルと同じような状態で新党は一時的な人気がおきるが、今の小選挙区制度では地元に根ざした政治家が強く、落下傘候補者が当選する確率はそうそうない。

しかし、これだけ、小池氏と前原誠司氏が次々と「悪手」を打つというのは想像もつかなかった。

自公勢力側からすれば、「相手がかってにこけた」という感想だろう。自公側が冷静にその場での判断で特に「最善手」を打ったわけでもなかった。ただし、相手が信じられない「悪手」が続いたため、勝ってしまったというのが本音のところ。

だから選挙区個別に見ても自民党候補者も本当に自分が勝つのかというのもはかりかねている部分もある。

この後、よほど自公勢力が「悪手」を打たない限り、圧勝だろう。リベラル勢力の立憲民主党野党第一党になるかが焦点。

枝野氏が結党記者会見を行なったとき、たった1人で記者会見を行ない、司会も枝野氏が行なっていたことを考えると、政治の動きはちょっとしたことで変わる。