ライター 長井の気ままな生活

気ままなライター生活を綴ります

政治ライターの辛さ

私はジャーナリストと自称せず、ライターと称している。

政治的にも色がつきたくないので中立的な視点から記事を執筆することが多い。

私は保守、リベラルにも取材するし、今が旬の話題を取り上げる。

政治が話題になれば政治記事が中心になる。

ライターは記事が売れてナンボの世界であるし、売れなければ生活もできない。

だから機を見て、これは売れると考えればすぐ企画を立案し、即座に取材し、すぐ入稿する。政治記事は生ものだからだ。

政治記事はまったりした取材はなかなかできない。経済記事であればまったりした取材で記事作成も後日でいいのだが、政治記事は迅速さが求められる。

ただ辛いところと言えば相手が聞かれて嫌な部分も聞くことも政治ライターで必要なところだ。

先日、ある政治家にお会いしたが、我ながら嫌な質問だったと思う。相手もこんなこと聞くなよと思ったに違いない。

それでもポイントを抑えて聞かなければいけないので、聞いた。相手も誠実に応えたが、多分その記事は本日中に掲載されるだろう。

政治ライターは向き不向きもあるし、働きの割りには実入りが必ずしもよくない。政治取材は、待機も多い。待機している時間は本でも読むしかないが、本来であれば別の記事でも執筆していればカネにはなるかも知れない。

だから、政治に関心がある人で無ければ、私はやめた方が良いと思う。

その反面、政治記事は反響が大きいし、ライター名としては売れることもある。

そして今のような政治の季節であれば、政治記事が求められる。

私は面白いから政治記事を書いているけれど、お金儲けだけであれば政治ライターはやめたほうがいいね。

人間の醜さも露呈するし、ここ数日間の政治記事執筆で吐き気もしたのだ。