ライター 長井の気ままな生活

気ままなライター生活を綴ります

発表取材を面白く書こう

ライターの世界では独自と発表取材がある。

私の場合は、新聞や雑誌を読み、「これを深く掘り下げたら面白い記事がかける」とピンときたら企画を立ち上げ、通ればすぐ広報などを通じてインタビューを申し込むケースが多い。そのため、独自取材が多い。

一方、発表モノもある。本日、取材したのは発表取材だが、この記事に関しては速報性が求められるため、その日に写真とともに記事も入稿する。

基本、私は発表取材は当日入稿を原則にしている。

webライターをやっていて思うことは一般紙やTVとの力関係を否応なく見せつけられる。大手マスコミは、カメラマンと記者数人で取材し、カメラもすごく高価なものをつかっている。

物量的には、とても勝てるわけがない。webライターの悲哀を感じるときである。

webライターの多くは、撮影と記事作成を兼ねるケースがほとんど。

ちなみに、私はスマホで撮影だ。

スマホ撮影写真だってそれなりに臨場感がないと困るし、内容も一般紙よりも面白く書かないと、読まれない。一般紙と同じ内容であれば一般紙のwebを読めば済む話だからだ。

ちなみに、webライターは男女問わず独特なスタイルがある。だからこの子はweb系ライターだなというのは何となくわかる。若いweb系ライターを見ると、心の中で、「頑張ってね」と応援したくなる。

ちなみにwebライターの力はゲリラ手法だ。

発表取材だと当然、その業界の専門記者も同席するが、どちらかといえば広報主観で記事を作成することが多い。

しかも専門記者はこの団体のことを周知してもらいたいという思いもあるため、ほかのライターに協力してくれることもある。

そういう専門記者と仲良くなり、その背景なりを事前に聞き、場合によっては、「関係者によると・・・」という形で記事に挿入すると臨場感が増す。

そしてもう1つは、その団体を以前取材した人でいれば、なおさら心強い。

「長井です。その節はお世話になりました・・・」といいつつ、コメントを取るかさらには、ちゃっかり、専門記者の取材に同席して話を聞くという方法もある。

専門記者は詳しいし視点も勉強になる。

だからなるべくほかのライターとは仲良くなった方が絶対にいいというのが私の考えだ。

ちなみに、政党機関紙記者や団体機関紙記者も専門記者と言える。ある団体の飲み会で、ある政党機関紙の記者とたまたま同席し、意見交換したのだが、こういうつながりが後々その政党や団体を取材するときに役に立つことがある。

ただし、専門記者と同じ記事を書くわけにもいかない。実は専門記者の執筆する記事は、その業界向けに執筆することが多いため、一般ウケしないのだ。

専門記者の専門性は、大手マスコミをはるかに凌駕するが、実は専門業界独自ルールがあり、おもしろおかしく記事を執筆できる能力があるが、書くことはできない。

実は結構自由に見えるアニメ専門記者にも我々には見えない独自ルールがあるらしい。

誤解のないよう言うが専門記者の書く記事がつまらないのではない。

webライターは、当日入稿で一般紙よりも長く背景を執筆し、さらにおもしろおかしく書かないとやっていけない。

結構大変な仕事である。

自分1人の知識なんてたかが知れているし、記者やライター同士で雑談していると知らず知らず、視点が広くなる。

なので発表取材の時は、広報担当者や専門記者などいろいろな人と話さないと独自視点での記事は難しい。時間も限られているので大変だ。