君の隠居はまだ認めないよ
会社を辞めて実は隠居生活に入ろうと思っていた。
ただ、専業主夫もしくは、プー太郎というのも格好が悪いので好きなライターの仕事を細ほぞとしようと考えていたが、世の中そうそう甘くなかった。
ワイフはもう働くよりも、2人で楽しく暮らそうと日々言っているのだが、私は依頼があると基本的に受けてしまう性格なのだ。
江戸時代には若隠居という言葉もあり、私はまさにその若隠居を考えていたのだがそういうこともいかなくなった。
今の仕事をこなしていくとどうしても現役時代並みに働かなければいけない事情が出でしまったのだ。
ただ、出社しないのは良いのだが、基本、周囲から、「キリキリ書け!!」(実際はこんな酷い言葉ではなくみんな優しい人が多いのだが)と言われると、まだまだ社会から必要とされているようなのだ。
私は親からさんざん甘やかされて育ったので、自分にとことん甘い。
「もう十分働いたじゃないか。もうこれ以上働いたら辛いから隠居しよう。うん許す。私が許す」
今でも自分に甘い。時々Twitterで、
「私は頑張った。今日は一日中寝よう。私が許す」と意味もないツイートをするのだが、このブログも1ヶ月間放置していた。忙しいからだ。
甘い性格だと、「7月は十分稼いだ。来月は遊び倒そう」と思っていたが、諸般の事情で8月もやっぱり仕事をしないといけない。
本当は海外旅行も好きで台湾だって行きたい。台湾で旨いもの食って名所を見てのんびりしたいと思っていた。
人生甘くはない。この年で世間は隠居はまだまだ認めてくれない。
明日も頑張ろう。