ライター 長井の気ままな生活

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就職コンサルタントの坂本直文氏に今の就活戦線を聞く

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坂本直文氏のインタビューは相当長かったのだが、結構面白く驚く話が多かった。話には聞いていたが、これだけ学生が内定を取っていることは知らなかったし、1社で6社内定というのも珍しくないらしい。

企業側も相当努力しないと厳しい時代になったということだ。ただし、企業も採用活動にお金かけられないので、本文を見てもらえれば分るが、お金をかけないで採用できるポイントはある。

とにかく褒めて褒めて褒めまくって承認欲求を満たすことが大きなポイントだ。

一時期、流行った上から目線の圧迫面接はもはや時代遅れだと言えるだろう。大手でも苦戦しているのだから昭和の雰囲気を残した中小会社はますます厳しいというところか。

インタビューの中でも、「え、こんな優良企業辞退するの」という話もあり、「ウチが内定を出せば必ず来る」という時代は終わった。もともと子どもが半分近くに減っている時代で、人手不足も相まって、企業は少しでもできると思った就活生に対してはどんどん内定を出す時代だ。

こんな恵まれた時代に生まれた学生に対してはうらやましいと感じるが同時に氷河期時代の人々には気の毒に思うこともある。生まれた時代が違っていれば、人生は大きくかわる。

人口動態から見れば人手不足は今後も続くだろうし、企業の採用意欲はますます強まり、当分の間の学生優位の時代は続いていくのだろうなと想像する。

人事部の頭も相当痛いだろう。せっかく内定を出した学生が次から次へと逃げられてはたまらない。企業側の戦略的採用が求められる時代だ。