ライター 長井の気ままな生活

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ひきこもり支援を謳い悪徳ビジネスが蔓延 望月弁護士のインタビューを終えて

biz-journal.jp

ひきこもり支援を謳う団体には、二通りあり、1つは善意で行なうケース、もう1つは、ビジネスとしてとらえて行なうケースもある。

望月宣武弁護士から取材した話によると中には、反社会的勢力の資金源になっているところもあるようだが、実態解明に至っていない。これはやはりマスコミの出番になるだろう。

以前「TVタックル」でひきこもりの子を拉致して、立ち直らせようとするプログラムが、礼賛されたが、ここにきてようやく潮目が変わった。

私はひきこもりの子を立ち直させるための特効薬は限られていると思う。何か劇的な方法でこれをやれば解決するという手法は見いだせないのだ。

よくテレビの識者がひきこもりの子はゲームさえ取り上げれば、簡単に外に出るという話があるがコトはそんな単純ではない。多分、心の扉を1つ1つ開けながら、相手の信頼を獲得していくという地味な作業でしか解決しないと思う。

日本人は根性モノが本当に好きだが、根性論では解決しないだろう。ただ、ひきこもりの子を持つ親としては心配なのも理解でき、この業者なら答えを持っているだろうとワラにもすがる思いで連絡し、結果多額なお金を巻き上げるという構図だ。

しかもそれが反社会的勢力の資金源となっていれば問題だ。

こういう取材の難しさは表にはそれなりの代表者を据えて、ウラで暗躍する黒幕がいることで実態がつかみにくい。しかも代表が元警察官であったり、その街の名士であったりすると、話を聞いても恐らく、表面的な答えしか返ってこないだろう。

社会問題を取材していると、届きにくい闇が一般人を食い物にしている姿を察することができるのだが実態解明にはほど遠いところにかなりのいらだちを感じることが多いのだ。