個人事業主は仕事も大事だが経理や税務も大事
とある税務署主催の「帳簿の記帳の仕方」の研修会があったのでワイフと一緒に行ってきた。
なにしろ書くのは好きだが私は数字の計算などはサッパリだ。色々と本を買って読んだがまるでダメ。
しかし、もう半年も過ぎたことでそろそろ記帳については本腰を入れて調べなければならないと思っていたところに税務署から研修会の連絡があり、ちょうど良かったと思い、参加した。
まあ、このような研修会は、税務の初心者が出席するため、開業したばかりの個人事業主だけが参加するから、せいぜい5人か10人くらいだろうと想像していたのだが、満席で50人くらいが参加していた。
今年から個人事業主で開業する人間はこれだけいるのかと驚いた。不動産関係の個人事業主の方手を上げて下さいという質問では結構な人が手を上げていた。
私のようなライターは少ないのかも知れない。
習ったことをもとに現金出納表、売掛帳をまとめてみたが、税務の件だけではなく、どれだけ利益があり、経費がどれだけかかっているか一目瞭然となる。
サラリーマン時代は経理課がやっていたので自分の会社の出金入金には関心が薄かったが、こうしてみると中々面白い。
私はサラリーマン時代に経理部署に一度も配属されたことはなかったが、経理が分ると会社も分るという本もあったがあながちウソでもないと思う。
ただ、私の場合は仕入れがないため、経理も実にシンプルだ。ライターがまとめる経理はシンプルでいいと思う。
これが飲食だと大変そうだが、個人事業主はライターに限らず、税務署や青色申告会をもっと活用し、より税制や経理のことを理解した方がいい。
私のように書くのが好きでサラリーマンから個人事業主になった人間は得てして経理のことがおろそかになりがちだ。
でも自分の事業を理解していない面も否定できない。
経理や税制を正しく理解し、より良い事業の方向を導くことが個人事業主にとって大切だというのが税務署での研修会で得た収穫だった。
それにしてもこんなに多くの人が個人事業主として開業する人がいるというのも驚きだったのだがこれは地域性によるものなのか、そこが知りたいところだ。